検索エンジンが進化をはじめた。
人間の思考を理解しはじめている。
Takumaです。
【検索】
��名](スル)調べて探しだすこと。文献・カード・ファイル・データベース・インターネットなどの中から必要な情報を探すこと。「―の便を図る」「索引で関係事項を―する」(by Yahoo!辞書)
先日の記事、
▼Takumart.net「情報のあり方を考え直すタイミングとgoogle:後半」▼
http://www.takumart.net/wordpress/archives/785
でも紹介しましたWolfram|Alphaがリリースしました。
Google Squaredtの技術と違い、限られた情報源(WEB全体からの検索ではない)からの検索要望についてフィードバックを行う。
事実に関する質問に答えるナレッジエンジンだそうです。
ちなみに、下記がWolfram|Alphaのサイト。
▼Wolfram|Alpha(ウルフラムアルファ)▼
http://www62.wolframalpha.com/
■そもそも、今の検索ってどんなの?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
今のところ、多くの検索機能は「キーワード」を基になっている。
(1:検索エンジン)
事前にネット上のページをクローラーがキャッシュ(登録作業)する。
(2:検索エンジン)
検索エンジンのアルゴリズム(被リンクとか更新性とか)に基づいて情報の優越をつける。
(3:ユーザー)
ユーザーが検索エンジンページにリンクする。
(4:ユーザー)
キーワードを入力して「検索ボタン」を押す。
(5:検索エンジン)
キーワードの組み合わせに応じたキャッシュ済みのリンクをアルゴリズムに基づいて一覧で表示する。
(6:ユーザー)
検索結果のリンク先に欲しい情報がなければ、ちがうキーワードで検索しなおす。
という流れです。
つまりは、検索エンジンは質問をしたユーザーの意図は分からないのです。
多くのユーザーがある事柄に対して同じキーワードをネット上で使用&表現しない限り、マイノリティー(少数派)の人の求める情報は手に入りづらい。
そのために、現在のユーザーの多くは他の言語表現の抽出結果ともいえる「キーワード」
のそれ以外の「類似キーワード」を探して検索を行っている。
■ところで、どこがすごいのさ?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ポイントは上記の解説のある一節。
「検索エンジンは質問をしたユーザーの意図は分からない」である。
しかしながら、この技術の壁を越えようとしているのが、
・Google Squaredt:検索対象WEB全体データ(※クローズサイトを除く)
⇒画像もテキストデータに対してどんな意図が潜んでいるかを莫大な情報量(データベースで蓄積した)で様々な可能性に対応するだけの関係性をもたせる。
その上で、「多くある質問」に関連性の強い検索結果を表示する。
・Wolfram|Alpha:登録済みのサイト内データ
⇒質問の意図を計算式で解析(検索エンジンが理解)して、登録済みのデータから適切と思われる情報を提供する。
の両名である。
つまりは、「検索の次の重要課題は、Web上に散乱しているバラバラのデータに、一定の有意義な構造を持たせて提示することだ。」
と先日の記事で紹介した意見があった。
その課題に対して、人間が考える(情報を関連付けて可能性を思考する)プロセスをコンピューターが行い始めた事が話題になっている点である。
■実際にはどう違うの?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
今までの検索であれば、「水の分子は?(英訳:The molecule of water?)」
という事を調べたいとする。
今までなら、「水 分子」と検索する。
しかしこの時点で、そのキーワードになっていない目的情報は不明だ。
「分子の構造?重さ?組み合わせ?3Dビジュアル?」等々
検索結果から様々なページを閲覧して、該当記事を探さねばならなかった。
しかし、今回ならあらかじめ蓄積済みの情報なら、質問を入力すれば
「水の分子は?(英訳:The molecule of water?)」という質問を解析。
そこから、検索目的の可能性を計算して結果表示してくれる。
下記が、実際に上記の質問から表示された検索結果だ。
▼Wolfram Alpha:The molecule of water?▼
http://www.takumart.net/wordpress/archives/785
今のところ、質問に答えてくれる事例は少ない。
これは、質問の受け答えがまだあまりできない。用意されている答えが十分でない。
という理由があるだろうが、これはトライ&エラーと情報追加をすれば精度があがるでしょう。
WEBエンジンが人間の思考まで理解をしはじめた。
この進歩が今回の話題性のポイントなのです。
Googleとしては、独占禁止法を免れる「好敵手」として歓迎しているという噂もある。
■Wolfram Alphaについての記事をまとめておきました。■■■■■■■■■■
▼「Google超える? 新検索エンジン「Wolfram|Alpha」公開」:イザ!▼
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/255721/
▼天才が作った新検索エンジン『Wolfram|Alpha』と、Googleへの影響▼
http://wiredvision.jp/news/200905/2009051122.html
▼新検索エンジン「Wolfram|Alpha」、スパコン環境で高度な処理に対応▼
http://japan.cnet.com/marketing/story/
0,3800080523,20393014,00.htm?ref=rss
▼新検索エンジン「Wolfram|Alpha」、多難な門出--技術トラブルで公開遅れる▼
http://japan.cnet.com/marketing/story/
0,3800080523,20393236,00.htm?ref=rss
▼Wolfram|AlphaはおちゃめさもGeek的▼
http://blogs.itmedia.co.jp/burstlog/2009/05/wolframalphagee.html
▼Googleを超えるか? 新検索エンジン「Wolfram|Alpha」公開▼
http://www.excite.co.jp/News/it/20090518/Itmedia_news_20090518011.html
■P.S:今日の気になったサイト■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼※ただしイケメンに限る▼
http://ikemen.loplass.net/
●んで、一言
2ちゃんねる 等のちょっとアングラ的な書き込み掲示板で投稿される事が多いキーワード。
それが「※ただしイケメンに限る」です。
アイドルの「優しくて包容力のある人を素敵だと思います。」等の紹介記事に
「※ただしイケメンに限る」とツッコミをいれたりされています。
末尾に、「※ただしイケメンに限る」をつけると世の男性達を絶望へと誘うような例文の投稿をつのっているサイトです。
「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
「人生には三回のモテ期がある」
「あなたも望まれてこの世に生まれてきた大切な人なのですよ。」
「人間、生きてりゃいいことあるさ」
等々、「※ただしイケメンに限る」をつけるだけで絶望的に思える例文が紹介されています。
笑ってしまったが、本心からでない自分がそこにいました・・・
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