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2009年6月18日木曜日

「ロングテールの先にある動画広告と選択肢」

ロングテールってモデルがありますよね。
その先があるようです。
Takumaです。
 

【選択肢】
質問に対して、そこから選択して答えるように用意されている二つ以上の答え。(by Yahoo!辞書)



とある二つの記事がWEB2.0後の現代において面白い共通点があると思い、筆(キーボード?)を走らせています。

今回は目次を用意w

(テーマ.1)デジタル化されるものはすべてタダになっていく
(テーマ.2)一般には無料でニッチには有料
(テーマ.3)ユーザーに選択肢はあるものの有料の壁は高い
(テーマ.4)動画閲覧と広告のユーザー選択権


■デジタル化されるものはすべてタダになっていく■■■■■■■■■■■

元記事はこれ。

▼「ロングテール」のアンダーソン氏が提唱する直感に反したオンラインメディア料金体系▼
http://jp.techcrunch.com/archives/20090615chris-andersons
-counterintuitive-rules-for-charging-for-media-online/


「ロングテール」というのは覚えているでしょうか?
Amazonの販売スタイルが代表例といわれている、「一部の最新や注目商品」よりも「ユーザーニーズあわせて幅広い商品を提供」するという考え方。
(※かなりバックリとした説明ですがw)

草食恐竜の体のラインになぞらえて、その販売や流通のスタイルを「ロングテール」とWEB2.0最盛期には話題になりました。
(※日本の出版業界がかなりのアレルギーを起こしていたと記憶している。)

彼の最近の著作「Free: The Future of A Radical Price(仮訳「無料:過激な価格の将来」)」
インターネットがどうやって何もかもタダにしているかについて語ったそうだ。


■一般には無料でニッチには有料■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

上記の記事。ざっくりまとめると、こんな感じだろうか・・・

(全体像.1)一般需要がある情報は「無料」で集客&広告媒体価値を向上させる。
(全体像.2)ニッチな情報を「有料」として情報提供料や情報料で採算をとる。
(全体像.3)そして、ユーザーにはそのコンテンツ内で「選択」ができる。

Youtubeでこれを検証してみよう。メインサービスの投稿と閲覧型は無料。
その投稿動画を見にくるユーザーの囲い込みで媒体価値を生み出そうとしている。
これは(全体像.1)

そして、今年の2月にYoutubeが有料動画配信を始めた。

▼Takumart.net「Youtubeに課金対象を導入」▼
http://www.takumart.net/wordpress/archives/703

これは(全体像.2)


このモデルをフリーミアム「freemium:無料版と有料プレミアム版の組み合わせ」というらしい。
これについて「グラフの頂上は無料に、裾野は有料になる」とAnderson氏は以前記したようだ。

ここでポイント。

(point.1)他で真似されるものを限定品だと言って料金を取ることはできない
⇒デジタルは無料バージョンがでてきやすい。無料であるものを有料で提供できない。

(point.2)最良のモデルは無料と有料の融合
⇒問題は無料対有料ではなく、無料対フリーミアム

(point.3)サイトで一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけない
⇒誰もが欲しがるコンテンツは広告費で賄っておく

(point.4)有料ページにはニッチにアピールするコンテンツを置く。
⇒ニッチ向けの限定コンテンツは少人数に高い値段で売ればよい。

つまりは「一般には無料でニッチには有料」というわけだ。


■ユーザーに選択肢はあるものの有料の壁は高い■■■■■■■■■■■■■

そして(全体像.3)だが・・・ユーザーにフリーミアムで選択肢はあるものの有料の壁は高い。

そもそも広告費で「無料」を支えるのがかなり動画サイトだと困難だと様々な側面から声が挙がっている。

▼Takumart.net「動画サイトは大丈夫なのか?:前半」▼
http://www.takumart.net/wordpress/archives/760

▼Takumart.net「動画サイトは大丈夫なのか?:後半」▼
http://www.takumart.net/wordpress/archives/761

むごいともいえる昨今の業界事情。

しかし!!

動画サイト業界のパイオニア「Youtube」が新しい流れを作るかもしれない。


■動画閲覧と広告のユーザーと第3の選択肢 ■■■■■■■■■■■■■■■

最近。オーバーレイ広告の表示がはじまり「Takumaもかなりイラッとしているが」
6/15日にYouTubeは、新しいやり方の動画広告テストを開始したそうだ。

▼「YouTube:自分で選ぶ「広告」アドベンチャー」▼
http://jp.techcrunch.com/archives/20090615youtube-
choose-your-own-adventure-emphasis-on-ad/


まだ「ごく一部のビデオ」らしいが・・・

(選択肢.1)ユーザーは、作品が始まる前に「宣伝ビデオ」を1本見る
⇒宣伝してもらうために誰かがYouTubeに金を払ったビデオ。つまりは広告。

か(or)

(選択肢.2)作品途中でストリーム内ビデオをいくつか見るかを選択する
⇒テレビのCMにも似ているが・・・

そして、長いクリップ1本を選ぶと、どのクリップを見るかを選べる。
そう。無料と有料の間。第三者が有料分を払った分を積極的に閲覧するというタイプ。

事前了承ってわけだ。

Takuma的には、意外と悪くないスタイルに思う。選べるところがイイ。
その折々のユーザーのニーズに選択肢を与えることは、ニーズに対する情報提供側のご事情とうまく融合できているように思える。

オーバーレイはイヤだし、長いCMなら他のサイトをみるかトイレにでもいけばいい。

定着するまでユーザーが、新モデルに対してアレルギーを起こすかもしれないが、選択肢が増える事はユーザーに対してもいいと思う。

「フリーミアム」と「プレロール広告モデル」のマッチングで、新しい広告掲載ニーズと効果がうまれるのだろうか。
開発や設計側は、心づもりをしといたほうがいいのかもしれない。



■P.S:今日の気になったサイト■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

▼Feature 25 - PRIVATE THEORIES 「ゼロ年代」のデザイン | Public-image.org▼
http://www.public-image.org/images/feature/graphic/090401/

●んで、一言

現代の多種多様なデザインについて第一線で活躍するクリエイター同士の対談を掲載した雑誌風コンテンツ。

印刷系独特の余白と文字組みを丁寧に活用したデザイン。
それに加えてFlashでのきもちいアクションが合い待ったバランスのいいサイト。

二階層目以降のナビゲーションが下部にあるが、ちょっと画面サイズがでかくて一画面内で届かないのが気になった。

かっこいい。とにかく高めの雑誌を読んでるような印象になった。


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